富士山を、ひっくり返すと、空が富士山になる。富士山の稜線は、天地対称。湖面に映った、逆さ富士は、Reflection。水鏡に反映されているのは、虚像か、実像か? 空=色 色=空 六中観(りくちゅうかん)壺中天有 忙中閑有 死中活有 腹中書有 意中人有 苦中楽有  (壺忙死腹意苦)は、それぞれの反対概念(天閑活書人楽)の中にある。(壺忙死腹意苦)⊂(天閑活書人楽) 逆も真 (天閑活書人楽)⊂ (壺忙死腹意苦)遠近法は、遠くにあるものが小さい。曼荼羅は、遠くにあるものが大きい。
 相対性理論は、観測者がどこにいるかよって、相対的に左右される。観測者が地球にいれば、地球は宇宙で一番大きい。観測者が宇宙の果てにいれば、地球は宇宙で一番小さい。素粒子の旦那が地球にいて、旦那が右を向いた瞬間、宇宙の果てにいる、片割れの妻の素粒子は、光速を超える速さで、そっぽの左を向く。量子物理学の、重ね合わせ。結果は明確。証明は不能。般若心経は、「遠離一切 顛倒夢想 究竟涅槃。顛倒(した見解)から離れており、(無住処)涅槃に住している。」と説く。
 朝永振一郎 博士が、ノーベル物理学賞を受賞した、朝永理論。正規分布曲線(偏差値曲線)の、右の極限=左の極限 を、f(x)=ce(-1/2 xΛ2+d) という、正規分布曲線の方程式から、証明した。地球上にある富士山の左すそ野をひたすら行けば、地球の裏側のブラジルを経由して、富士山の右すそ野に戻ってくる。空間が閉じていれば、両極は一致する。宇宙から観測すれば自明。宇宙に行くことで、浮遊統合する。ヘーゲルの説いた、止揚(アウフヘーベン)。次元を一つ上げれば、両極は一致する。宗教でも、浮遊統合٠両極一致は、よく現れる考え方。
   
すべての宗教を、浮遊統合する。戦国時代、まず気違いの信長が、既存秩序を破壊した。気違いの出現確率は2.5%。信長は、極限値の秀吉にバトンタッチ。Lim信長=秀吉 秀吉はブラジルにいて、天才の家康に繋ぐ。天才の出現確率も、2.5%。Lim家康=秀吉 富士山の左すそ野(気違いの信長)→ブラジル(信長・家康の極限値 秀吉)→富士山の右すそ野(天才の家康) 信長も秀吉も家康も、量子トンネルで、左すそ野から、右すそ野に、ブラジル経由でワープ。三者とも、富士山を登っていない。
 富士山の頂上は、偏差値50の、偉大なる凡の大多数(95%) 六中観を説いた、安岡正篤は、吉田茂のご意見番、終戦の詔勅の起草者だったが、晩年、認知症になり、老いらくの恋に落ち、その知見・財産すべてを失った。人生は、帳尻が合う。帳と尻も、両極の一致。双極性鬱病は、躁と鬱を繰り返す。鬱⊂躁 躁⊂鬱 躁=鬱 同一人格の中での躁鬱の融合。
-豊岡俊彦ー